特別講義: 旅する写真家が見た東部ウクライナ——戦争前の日常風景——
講師:板坂 佳枝 氏(フリーランス写真家) 日時:2022年11月24日(木)16時20分から17時50分まで 場所:静岡県立大学国際関係学部棟3219講義室 |
講演概要
講師の最新作の写真集 ”Infinity Complex Landscape” は、マイダン革命直後から2014年のクリミア危機を経たまさにその時期のウクライナ東部のコミュニティの姿を撮ったもので、この作品を共有しつつ、現地の人々との交流について、また、写真家という職業についてお話しいただきます。ドキュメンタリー写真家の体験談と視点を通した、研究者のそれとは角度の違う「地域研究」でもあり、報道等からは知ることが難しい現地のリアリティに接する経験となることと思います。
講師プロフィール
1984年生まれ、大阪出身。
世界中をめぐり、地域社会に入り込んで生活しながら作品を撮るドキュメンタリー写真家。マクロビ・シェフでもある。アートのみならず、中・東欧の歴史に強い関心を持ち、文化の接触や衝突をテーマとしている。
「カウチ・サーフィン」という仕組みを使いながら世界各地を(滞在費をほとんどかけずに)旅し、マクロビ・シェフやワイン輸入コーディネーターとしての仕事をしながらその地で生活し、それぞれの地域で文化・歴史を調査しつつ作品を撮る、という独特な手法を用いるアーティストです。
フライア → 2022特別講義フライヤー.pdf