From Gezi Park to the Pandemic: Protests and Emergency Rule in Turkey
From Gezi Park to the Pandemic: Protests and Emergency Rule in Turkey
ゲジ公園からパンデミックへ:トルコの抗議運動と緊急規則
比較政治がご専門の メルト・アルスラナルプ先生にお話いただきます。関心のある学生、教員、職員のみなさまにはご参加ください。
日 時:2020年12月16日(水)15:00〜16:00 講 師:メルト・アルスラナルプ先生(ボアジチ大学国際関係学部准教授) Dr. Mert Arslanalp, Department of Political Science and International Relations, Bogazici University 開催方法:オンライン開催(Webex)*動画配信は予定しておりません。 対 象:静岡県立大学の学生、卒業生、教職員 使用言語:英語 |
【スケジュール】
15:00 -15:05 開会、講師紹介
15:05- 15:45 講演
15:45-16:00 Q&A
16:00 - 閉会
【概要】
新型コロナ感染対策として国家は市民社会に対する監視強化や抗議活動の制限を講じるなど、強権的な手法により危機を乗り切ろうとしている。その一方で、世界には権威主義的な支配が強まることへの懸念もある。イスタンブール中心部にある「ゲジ公園」は、隣接するタクシム広場と同様、反対運動、反政府運動が繰り広げられてきた場所であり、市民の「抵抗する自由」を象徴する特別な場所である。「ゲジ公園」発の抗議行動が全国規模に拡大すれば、社会が不安定化し、政権を揺るがしかねない。それゆえに、「ゲジ公園」に機動隊が投入されて市民と衝突することもあれば、公園から市民が強制排除され、公園の閉鎖状態が続くこともある。コロナ危機の中、権威主義路線を進むトルコにおいて、人命と安定を望む選択と市民的自由の擁護はいかに拮抗しているのか。